カッティングとブラッシング、どちらも左手でミュートした弦を弾いてパーカッシブな音を出すテクニック。タブ譜や五線譜でXになっている部分ですね。ではそれぞれ何が違うのか?
カッティングはスナップを使って「全ての弦を弾いても一つの音に聞こえる」くらいキレ、スピードがある。
一方、ブラッシングはピックが弦を通るスピードが遅く、バラバラに聞こえる。
テンポの話ではなく、一つの音の聞こえ方の違いである。
大抵の人がカッティングをやっているつもりでも、ブラッシングになってしまいます。
カッティングの名手、CHICのギタリストNile Rodgersが弾いているDiana Rossの「I'm Coming Out」を聴くとその切れの良さがよく分かると思います。